3年後(2028年3月)に公務員退職を目指すブログ(5歩目)
足を運んでいただきありがとうございます。
今日は先生が、部活動指導の際に行っている部活動に付随する業務を本日は紹介したいと思います。
部活動運営は多くの業務から成り立っています。単に担当部活動の競技指導だけではありません。
●担当部活動の指導
放課後や休日の活動時間に学校や活動場所に行って、部活動の指導を行います。専門のスポーツや活動なら、練習メニューを組み立てて子供たちに合った練習活動を行います。スポーツでは先生自身も動きやすい恰好になるため、ジャージや運動靴を購入したり、寒い時期が近づくとベンチコートを購入したりします。
●審判・審査委員業務
スポーツの試合や文化的活動の発表会では、顧問の先生が審判や審査員になることが多くあります。スポーツなら学校のある地域のスポーツ協会に所属したり、審判資格を取得したりするします。それらの登録費は学校から支払われるケースもありますが、先生の個人もちの場合も少なくはありません。試合で審判をしたら交通費などが支払われることもありますが、一日働いて1000円(交通費程度)などもよくあることです。
●マネージャー業務
練習試合のお願いを電話で先方の学校の顧問の先生に依頼をする。野球部の顧問の先生は半年や一年前から練習試合のお願いをしている姿を見たことがあります。各種大会の締め切り期日まで申込書を作成して手続きを行います。子供達から申込料を集めたり、学校へ大会費を申請したり、学校内での書類なども作り関係各所に提出していきます。そのほか合宿などの計画も立てることもあります。また定期的にミーティングを開き、チームの課題について子供たちと話し合う場面も開きます。
●配送業務
試合や発表会があるときには、部活動で使う道具を輸送します。大体の場合が顧問の先生の自家用車が使用されます。部活動を行っている先生は、そのことを想定してかワンボックスや荷台の広い車に乗っている人が多くいるように感じます。また道具の出し入れなどで車の中が汚れたり、時に傷がつくことがあったります。修理する場合は学校からは出ないので自腹になることが多いです。
●会計業務
部費としてお金をあつめる部活動も多くあり、年度初めには保護者会を開きお金の使い方を説明したり、年度末には決算をだして一年間の使い道を報告します。報告を行うためには、お金管理や帳簿記載などが日々の作業として行われます。そのほか、外部の体育館や施設の使用料を集めたり、試合や発表会の参加費も徴収することもあります。
●金融業務、スポーツ店業務
年度初めには新入生(新入部員)にチームのジャージやユニフォーム、部活動に必要な道具など購入調査や採寸を行い、提携しているスポーツ店などに注文します。注文後は保護者に購入金額を請求して徴収します。お金が集まったら、提携のスポーツ店への支払いなどを行います。締め切りまで支払いをする保護者もいますが、保護者によって支払い時期がバラバラになったり、滞納する子供も中にはいます。顧問の先生が保護者からの支払いまで立て替えてスポーツ店に支払うケースもあります。
●旅行業者業務
部活動遠征時は、バスを手配したり、ホテルを予約したり、旅行業者並みの準備を行います。ホテルの予約は半年前や一年前に直接ホテルと交渉したりします。バスも運転手や自動車(バス)の空きを探したり、何社も見積もりを出してもらい、できる限り値段が安くなるように交渉したりします。これを手間と感じる先生は旅行業者に依頼するなどして、バスやホテルを抑えています。また学校ごとに先生の遠征費も支出されますが、ホテル・バス価格の高騰で学校の規定金額を超えるホテルに遠征で宿泊しなければならないケースも出ることがあります。その時は、規定金額よりはみ出した金額を自腹で支払わなければならないこともあったりします。遠征のたびに自腹を出す部活動もすくなくありません。遠征に行くと、生徒の引率業務もあることから旅行の添乗員のような動きをします。
●カウンセリング業務
部活動では他学年や異性と活動(共同生活)をします。部活動や生徒・顧問の先生の熱量によって、活動内容は変わってきますが、多くの人間がかかわる活動では、子供たち同士のコミュニケーションがうまくいかず、人間関係がこじれることが多々あります。そういう際は顧問の先生が相談に乗ったり、保護者にも情報共有を行ったりし、問題解決に向けて動いたりします。
上記の業務のほかにも、細かな事務作業や業務があり、教員の仕事以外のことを行っています。これを負担と感じる先生も多くいるように感じます。
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